
名古屋城は、単なる居城ではありませんでした。1609年、徳川家康が築城を命じたとき、大坂城にはなお豊臣家の後継者がいました。東海道の要衝に築かれた新たな城は、徳川の意思を示すものでした。1610年からは、幕府の命により西国を中心とする諸大名が石垣普請を担いました。それは軍事であり、政治であり、財政でもある事業でした。
このツアーでは、城をひとつの「史料」として読み解きます。普請を担った大名たちが石に刻んだ刻印、現存する隅櫓、復元された本丸御殿、そして家康の九男・義直と、そこから続く尾張徳川家のために築かれた城の論理を見ていきます。明治以降の歩み、1945年5月の空襲による焼失、そしてその後の再建まで、城のその後の物語もたどります。
歴史の見どころ
- 家康がこの地を選んだ理由と、大坂の陣以前におけるその意味
- 天下普請:諸大名はいかにして石垣を築かされたのか
- 石垣に残る刻印を読み解く
- 本丸御殿と尾張徳川家の文化
- 金鯱とその象徴するもの
- 1945年とその後:焼失、記憶、そして再建
ツアーについて
- お客様のグループだけのプライベートツアーです。
- 会話を楽しみながらゆっくりと歩き、立ち止まって細部を眺め、質問できる時間を十分にとります。
- 台本ではなく、その場所そのものを通して歴史の背景をお伝えします。
- おおむね平坦な道ですが、砂利道や段差がある箇所もあります。
ご留意事項
- 名古屋城天守は現在入場できません。ツアーでは城内、石垣、櫓、本丸御殿を中心にご案内します。
- 入場料・開園時間は名古屋城の定めによるもので、変更される場合があります。


